英語のライティング
英語の作文がうまく書けない、と思うお子さんに、日本語の作文を見せてもらうと良いかもしれません。
自分の考えがうまく表現できている、起承転結がはっきりしているといった、日本語の作文を書けていれば、英語の作文もうまく書けるはずです。
同じ文が反復している、何を言いたいのか要点が不明確な日本語の作文を書くお子さんであれば、おそらく、英語も同じように書くはずです。
問題は、英語の語彙力が備わっていないということでなく、頭の中の考えをまとめる能力ができているかいないか、ということなのではないか、と、中学生に英語を教えて思ったことです。
日本語の作文があやしいと思うのであれば、まず、短い日本語の作文を書く練習をしてみましょう。作文の練習法としてよく使われている、興味のある新聞記事をまとめる練習をするとよいかもしれません。
字数制限ばかり気にして、マスを埋めることに気に取られる必要はありません。段落ごとに要点を箇条書き、またはタイトル付けでよいので、やってみましょう。
同じ練習を英語でもしてみると、なお良しです。
英語、日本語に違いはありません。文章が流れるように書かれているか、訴求したいことが正確に表現されているかが、作文に問われている大切な点なのです。
そう思うのですか? いかがでしょうか?
作文を書くのが面倒というのであれば、長めの質問に対して的確な回答をするかどうか、お子さんに確認するのも手です。質問に対して的外れな回答が返ってくる場合は、質問の意味を理解していない、理解力が足りないとわかりますよね。作文を書くのは、むずかしいはずです。
チェックのポイントは、1.作文のテーマに答えていますか?
2.あなたの言いたいことは何ですか?
3.同じ文を繰り返し書いていないでしょうか?
4.意味の通じる文を書いていますか?
主語を抜かしていませんか?