日本人の英語って?

日本人の英語力は、世界88カ国中49位、5段階中下から2番目の「低い」というデータがあります(世界116か国で語学教育事業を展開するEF日本法人が毎年実施する「EF EPI英語能力指数2018年版」)。アジア圏では、「低い」に位置した47位の中国、48位台湾の次。

この結果が示すところは、漠然としていてよくわかりませんが、日本人の英語の特長といえば、最近思うところがあります。

あるとても優秀な日本人の英語に触れて、思ったことがあったのです。その方の英語の発音が素晴らしいのですが、何を話しているのか、ネイティブもわからなかったのです。それは、なぜか? 

一つには、文章にイントネーションがないこと。日本語を話すかのように、フラット、抑揚がないのです。文になると、はっきりと声を出さないことも、よく聞き取れないとことにつながった。

もう一つは、関係代名詞の連用だったこと。文がどこまでも続いて、どこが文の終わりなのか、切れ目なのかわからないということ。

単語の発音練習→文章にして言ってみる抑揚の練習→短い文章を作って自分の考えを言う練習

この基本を徹底的に学習することで、英語を話すことができるようになるかと思うのですが? いかがでしょうか?

関係代名詞whichは、問題です。関係代名詞を使ってひとつの文にして言うのではなく、2つの短文で言う練習を繰り返したほうがよいかと思います。

ライティングでは、関係代名詞を使った文章を使いますが、スピーキングには、まず短文を反復練習するのが英語習得の早道かと思います。

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「EF EPI英語能力指数2018年版」