イベントのあと うれしい報告
約2年間で7回のイベントを実施してきました。
本当はもっとできれば良いのですが、シーズンごとの開催になっています。
毎回参加してくれる子供たちもいて、その子達を見ていると、子供たちがからだやこころが成長しているだけでなく、英語に対する向き合い方や学習態度が変化しているなと気づくことが多くあります。
最近で一番うれしかったのは、英語に興味がなかった小学生5年生が、自分で英語の勉強をするほどに、英語に興味がわいてきたというのです。それを聞いて、「やった!」と心の中で叫びました。やってきてよかったと思う瞬間です。
おとなしくて、日本語でもあまり話さない、表情の少なかった女の子が、英語で自分の名前を言って、外国人の先生に握手する様子や、ワークショップ中に笑顔になる瞬間を見ると、女の子がおとなしくてもどんどんと自分のことが表現できるようになっていく様子に、感動を覚え、幸せな気分になります。
保護者の方からお子さんの性格や学習面のことにお悩みとの声も寄せられることがあるのですが、ワークショップ中のお子さんの様子はまったく保護者の方が考えるお子さん像とは180度違うということがよくあります。
私も自分の子供の勉強や生活態度について悩みますが、他で見せる顔はまったく違うなんていう話を聞くことがあるので、ギャップがあるのは当たり前なのかもしれません。
私の役目は、英語や外国人と参加されるお子さんの橋渡し役だけでなく、保護者の方のお子さんの知らない面に気づいて、保護者の方にお伝えして、保護者の方のお子さんに対する見方に色を添えることも、あるのかと思っております。年数回のワークショップですが、少しでもお子さんと保護者の方のお役に立てればと思っております。
ぜひご意見やご要望をお寄せください。こんなワークショップを希望するでも結構です!
英語教育に必要な基本は? 発音?
日本人が英語を話すとき、ネイティブスピーカーのようにきれいな発音ができることよりも、大切なことがあると考えています。
1.はっきりと声を出すこと。Speak Up. Clear Voice.
2.相手の目を見て話すこと。Eye Contact
この2つは、日本人が苦手とするコミュニケーションスキルかもしれません。一つは、日本語の特性もあるでしょうし、相手の目を見ることの大切さを子供にあまり意識して教えないから、でもあるかと思います。
あくまでも、今書いていることは、私が経験を通して、また学問を通して理解している範囲でのお話しです。
米国人でも、相手の目を見て話さない大人も子供もいます。親は、子供に常に「目を見て話しなさい」と注意しています。英語圏では、目を見て話さない人間に対して、信用がおけない人と考える文化があるからだと思います。よく欧米人から、「日本人は相手の目を見て話さない、何を考えているかわからない」と聞きます。それに加えて、日本人は小さな声で英語を話すので、外国人にとって、日本人が何を考えているか余計わからなくなるかもしれません。
そのことに気づかせてくれたのが、私の米国人の親友でした。
「Speak Up! 自信がない人と思われて相手にされないから、はっきり声を出して話さないとダメ」と当時20歳の私に注意して、私がはっきり声を出すまで、言い直させたのです。
彼女は、3歳の時に移民として米国に渡り、小学校1年生まで英語をぼそぼそ話していたら、誰も理解してくれず、先生にSpeak Upと教わったと話してくれました。
また、もう一人の米国人の友人は、飛び級をして博士号を持つほど優秀な移民の女性でしたが、コンサルティング会社のトップとして米国人を束ねる立場になり、「訛りのある英語だけと、弱弱しい声で話すと、部下にバカにされて誰も後についてこないから、わざと声を低くしてはっきりした大きな声で話す」と話していました。大きな声ではっきり話す人は、「自信のある人」というのが文化的価値観にあるからなのです。
簡単な短い文章であっても、はっきりとした声で、相手の目を見て話せば、相手もあなたのことを聞こうとしてくれます。また、身振り手振りを交えて伝えようと思う気持ちも、英語だけでなく外国語を学ぶうえで大切なことだと思うのです。
英語の読み書きの前に、声の出し方を学ぶこと、基本的なことを子供たちに教えることも大切かと思います。
たまたま今日(2月4日)読んだ朝日新聞の教育欄で、それを実践している長野県野沢温泉の学校の話が載っていました。年間11万人の外国人(6割がオーストラリア人)が訪れるこの町では、幼保小中一貫で英語教育を導入しているそうです。子供たちが外国人を前にしても、物怖じしないで、片言の英語でも話しかける様子が書かれていました。なぜ子供たちが尻込みしないのか? そのヒミツは、学校で毎回子供たちに教えること、
Big Voice (大きな声で)
Gestures (身振り手振りで)
Clearly (はっきりと)
Eye Contact (視線を合わせて)
も関係していると思いました。
この記事を読んで、この基本こそ大切なことだ、と益々感じています。
主催する子供たちのワークショップでは、そういうコミュニケーションスキルにも注意してできればと思っています。
第8弾 英語で学ぼう「発音・発声レッスン」開催します!
小学生向けの英語で学ぼうワークショップ開催します!
3月4日日曜日午後、スクエア荏原(武蔵小山)にて、
女性スピーチトレーナーのアネケさんを講師にお招きして、英語の発音と発声のレッスンを主催いたします。
アネケさんは、もともとドイツの劇団などで子供や大人の俳優にボイストレーニングをしていた経験がある方です。
現在は、日本人の発音と発声について、慶應義塾大学大学院で研究をされていて、
日本人が苦手とする口の動きや音について理解したうえで、レッスンをしていきます。
むずかしいレッスンをイメージされるかもしれませんが、塾や学校の授業とはスタイルはまったく異なります。
お子様全員が楽しく参加できるよう、アネケさんと子供たちが一緒に南の島を旅する設定でレッスンを進めていきます。
海で遊びながら、「サメが来た!」、「海の家で魚料理を注文しよう」、「砂浜に座って夕陽を見よう」などと、アネケさんが提案するシチュエーションに合わせて、一緒にカラダを動かして、声を出して、日本人の苦手な音、RやL、S、F、Vなどの音を上手に学んでいきます。
約1時間半のレッスンは、全員が創作ドラマを作り上げるような楽しい時間になるかと思います。
「英語が初めてのお子さま」も、「英語に慣れているお子さま」も、「人前で声を出して話せないというお子さま」も、英語の発声や発音の際のからだと口の動かし方を学ぶよい機会になるかと思います。
それでは、ご不明な点などございましたら、ご質問くださいませ。
レッスンは約1時間半。子供たち全員と接することができるように、人数は12人までとなっています。
開催日:3月4日(日曜日)
開催場所:スクエア荏原
時間: 1部 午後1:15~2:45
2部 午後3:15~4:45
参加費:1,500円
*レッスン中はお子様をお預かりいたします。3年生以下のお子様の送迎のみお願いしております。
お申込み、お問い合わせは:
フューチャーキッズ イングリッシュ 中沢まで。
future_kids_english@yahoo.co.jp
日本人の発声は、お腹から声を出す英語と違って、極端に言えば、口しか使いません。また、左右縦横に口を動かす必要がある英語と違って、日本語はそうした動きを必要としません。欧米人から日本人の声は小さくて聞き取りにくい、また日本人にとっては、欧米人の声は大きすぎるというのも、そうした違いがあるからです。英語がうまくなるには、まずはっきり音を出すことを学ぶ必要があります。
そのためにも、レッスンでは、口をよく動かして、Rの発音の時、またFの発音の時など口の動き方をお伝えできればと考えています。
10月22日 折り紙エンジニアリングを終えて
台風による暴風の中、ワークショップ「折り紙エンジニアリング」を無事開催することができました。
品川区、大田区、目黒区、世田谷在住の小学生1年生~5年生、各16人が全員集まってくれました。
講師は、明治大学先端技術数理研究所の中国人研究者の楊陽さんです。
楊さんのチームが製作した日本初のレゴの折り紙ロボットの実演や、コンピュータが設計した折り図をもとに折った、様々な形をした折り紙作品、折り紙で作った携帯ヘリメットなど、子供たちに実際に触れてもらいながら、折り紙と数のヒミツや、折り紙の強さについて、前半は説明してもらいました。
後半は、折り畳み式折り紙ヘルメット製作です。
研究所で用意したヘルメットの折り紙設計図を実際に子供たちに折ってもらいました。ハサミとノリを使って、もくもくとヘルメットを作る子供たち。一つのことに夢中になるときの子供たちの集中力はすごいものがある、と改めて感じた瞬間でした。
そのとき作った作品は、以下の通りです。
ワークショップのコンテンツ作り
ワークショップのコンテンツ作りは、かなり頭を悩ませています。
こんなことがおもしろいかも、と次々アイデアが浮かんでくるのですが、形にしていくのは、とても手間がかかります。
子供たちが外国人と触れ合って、英語を一言でもよいので話す機会を提供すること、そのために、毎回試行錯誤しながら、ワークショップを開いています。
まず講師は、子供好きで、子供に教えたことがある、外国人の専門家であること、良識があること、英語が流暢であることはもちろんですが、大前提にあります。外国人であれば、誰でもよいわけではありません。そこは、紹介(評判)があるうえで面接をして決めています。
そして、外国人の講師にコンテンツを提案しながら、内容を固めていきます。
2回続けて開催したサイエンスのワークショップでは、子供たちにサイエンスの知識と英語の知識を身に付けてもらい、そのうえで、サイエンスと英語への興味や好奇心を広げてもらおうと考えて、コンテンツを作りました。ですが、あれもこれもと欲張り過ぎました。
正直に話しますと、どうしても、英語に自信のある子が発言して、英語を学んだことのない子や人前で話すのが苦手な子がおとなしくなってしまい、外国人と子供たちの双方向な関係を築いたとは、はっきり言えませんでした。ワークショップが、枠にはまった学校や塾の授業の延長線のような形になってしまい、子供たちの想像力や表現力を刺激するまで至らなかったのでは、というのが反省点でした。
「ワークショップを主催する意味は何なんだろう」と今一度考えました。私自身が枠にはまって、知識一辺倒の英語塾のようになっていたかもしれないと思ったのです。
その反省も踏まえて、もっと参加型のワークショップのコンテンツを考えてみました。それが、3月4日に実施するワークショップです。
もし、外国人に英語で話して初めて通じた経験があれば、その時のことを考えてみてください。そのときの喜びは、英語をもっと勉強しようという励みになるだけでなくて、自分に対する自信にもなると思っています。子供たちにそういう経験を持たせてあげたいなというのが、私の思いです。
できれば、保護者の方のご意見やご希望も頂きながら、今後、コンテンツをより良いものにしていけたらと思っています。
3月4日 ワークショップ開催「英語で学ぼうボイストレーニング」
小学生向けの英語で学ぼうワークショップ開催します!
今回は、「英語が初めてのお子さん」や「英語を習っているけれどうまく話せない」、また英語に関係なく、「声が小さくて人前でうまく話せない」など、英語の発音や発声が少しでも上手になるためのコツを学びます。
講師は、ドイツの劇団で俳優や子供たちにスピーチやボイストレーニングをしていた、スピーチトレーナーのMs.アネケ・ポガレルさんです。現在、慶応大学大学院でスピーチサイエンスの研究論文を執筆中です。
アネケさんが子供たちを連れて南の島を旅するという設定で、最初から最後まで子供たちと一緒に楽しく声を出したり、声で音を作ったりして、声の出し方や発音の仕方をレッスンします。
「サメが来た!」ときは、声とカラダはどうなる? 「ビーチで寝転がって付いた砂を払って」そのときの音はどういう音?、口の形はどうなっている? 「波の音を聞いてみよう」、波の音はどんな音?etc.
アネケさんが声を出して動きながら子供たちに問いかけていくので、子供たちはアネケさんをまねながら、RやL、FやVの発音のコツを身に付けていきます。
英語が初めてのお子さんも、英語に慣れているお子さんも、全員が参加できる、創作ドラマのようなレッスンです。
レッスンは約1時間半。子供たち全員と接することができるように、人数は12人までとなっています。
開催日:3月4日(日曜日)
開催場所:スクエア荏原
時間: 1部 午後1:15~2:45
2部 午後3:15~4:45
参加費:1,500円
お申込み、お問い合わせは:
フューチャーキッズ イングリッシュ 中沢まで。
future_kids_english@yahoo.co.jp
日本人の発声は、お腹から声を出す英語と違って、極端に言えば、口しか使いません。また、左右縦横に口を動かす必要がある英語と違って、日本語はそうした動きを必要としません。欧米人から日本人の声は小さくて聞き取りにくい、また日本人にとっては、欧米人の声は大きすぎるというのも、そうした違いがあるからです。英語がうまくなるには、まずはっきり音を出すことを学ぶ必要があります。
そのためにも、レッスンでは、口をよく動かして、Rの発音の時、またFの発音の時など口の動き方をお伝えできればと考えています。
第7弾 英語で学ぼうシリーズ「世界が注目する”Origami"折り紙をサイエンスしよう!」
英語で学ぼうシリーズも、今回で7回目を迎えました。
毎回、品川区、目黒区、大田区、世田谷区など近隣にお住まいの小1~5年生のお子様が参加して、外国人と英語で触れ合い、楽しい学びの場になっています。
今回のテーマは、折り紙。折り鶴などでなじみ深いものだと思いますが、折り紙を折って遊ぶのではありません。折り紙といっても、折り紙テクノロジーと呼ばれ、宇宙ロケットや医療機器など最先端技術開発に応用されている折り紙サイエンスについて、一緒に学びたいと思います。
折り紙テクノロジーは、”Origami ”と呼ばれ、世界的に注目されている期待の高まる分野になります。
ワークショップでは、Origamiを体験しながら、数や図形のヒミツなど算数に役立つことも学びます。
主な内容は:
- 折り紙が進化~折り紙ロボットがカラダの中を動く!?
- 折り紙にある自然の法則、数の法則って?
- 最強折り紙ヘルメット、重さ5キロになぜ耐えられるの?
- 折り畳み式・折り紙ハット製作に挑戦!(作品お持ち帰り可)
- その他、世界屈指とされる明治大学先端数理科学インスティテュートが開発した最強折り紙ヘルメットや3D折り紙ロボット、3Dウサギなど最新技術の紹介。
講師は、日本屈指の折り紙工学の研究所である、明治大学先端数理科学インスティテュートから中国人女性研究員の楊陽さんをお招きします。
研究所が開発した3D折り紙ロボットや巨大巻貝、3Dウサギなど、実物の展示や映像のデモンストレーションも行う予定です。
一枚の紙に広がる無限の可能性に、お子さんの好奇心が芽生えるかもしれません。
折り紙から算数、サイエンスへ好奇心を広げる絶好の機会です!
お子様方のご参加をお待ちしています。
英語による説明は、前半一部と後半にあります。
英語でのあいさつ、自己紹介、そして、よく使う便利な表現は、毎回教えますので、英語がよくわからなくても、楽しく参加できます!
英語を習っていないリピーターのお子様が、英語で自己紹介したり、質問に答えたりして、人前で物を言う発言力と英語力を身につけていっていますよ。
*学年と性別が一緒のお子様同士チームになるよう、配慮していますので、お一人の参加でもご心配いりません。
*3年生以下のお子様は、保護者の方の送迎のみお願いしております。
開催日:10月22日(日)
1部:午後1時15分~2時35分(予定)
2部:午後3時10分~4時30分(予定)
参加費:2,000円
主催者は、小学5年生の息子を持つ母です。プロフィールをご覧いただけると幸いです。
お問い合わせ・お申し込みは:フューチャーキッズ イングリッシュ 中沢まで。 future_kids_english@yahoo.co.jp |