「あいうべ」体操が英語の発音にも役立つ!?

インフルエンザ予防になると言われている、「あいうべ」体操。小学校でインフルエンザの季節になる前に、先生が子供たちに教えるあの口の体操が、実は、英語を話すうえで役に立つって、ご存知ですか?

英語は、日本語と違って、口や舌の筋肉をよく使う、言葉(音)の構造をしています。英語の発音を習ってみるとわかるかもしれませんが、例えば、日本人が苦手とする音、RとLは、舌を丸めたり、舌を上あごにくっつけたり、日本語にはない舌の動きをします。Eの音も、口を横に思い切り一文字に開いたり、Oの音は口を大きく縦に開いたりして、日本語では動かさない口の筋肉を使う必要があります。普段使わない口の筋肉を使うということは、初めて運動をする時と同じで、ぎこちない動きになります。英語の発音がうまくできないのも、一つには、普段使わない筋肉を使うからなのです。運動前のストレッチと同じように、口のストレッチをして筋肉を鍛えると、スムーズに口の筋肉が動いて、英語の発音もしやすくなるかもしれません。

そこで、あいうべ体操が、大活躍するのです。言葉の習得過程にある12歳くらいまでのお子さんであれば、筋肉が柔軟なので、口の体操をしなくても、スムーズに筋肉が動くかもしれませんが、初めて英語を習うのであれば、準備体操というつもりで「あいうべ」をしてみるとよいかもしれません。私も、13歳の時に、ネイティブから、うがいをするように口の奥を鳴らすとか、あいうべのように口と舌を使って音を出すことを何度もやらされていたことを思い出しました。その時は、何でするのか意味がわかりませんでしたけど。

英語を話すときは、ぜひ口の筋肉を使うことを意識してみてください。

「あ」は、大あくびをする感じで開ける。

「い」は、口角を斜めに開ける感じ。

「う」は、唇を前に突き出す感じ。

「べ」は、舌を思いっきり出す感じ。

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