ワークショップのコンテンツ作り

ワークショップのコンテンツ作りは、かなり頭を悩ませています。

こんなことがおもしろいかも、と次々アイデアが浮かんでくるのですが、形にしていくのは、とても手間がかかります。

子供たちが外国人と触れ合って、英語を一言でもよいので話す機会を提供すること、そのために、毎回試行錯誤しながら、ワークショップを開いています。

 

まず講師は、子供好きで、子供に教えたことがある、外国人の専門家であること、良識があること、英語が流暢であることはもちろんですが、大前提にあります。外国人であれば、誰でもよいわけではありません。そこは、紹介(評判)があるうえで面接をして決めています。

そして、外国人の講師にコンテンツを提案しながら、内容を固めていきます。

2回続けて開催したサイエンスのワークショップでは、子供たちにサイエンスの知識と英語の知識を身に付けてもらい、そのうえで、サイエンスと英語への興味や好奇心を広げてもらおうと考えて、コンテンツを作りました。ですが、あれもこれもと欲張り過ぎました。

正直に話しますと、どうしても、英語に自信のある子が発言して、英語を学んだことのない子や人前で話すのが苦手な子がおとなしくなってしまい、外国人と子供たちの双方向な関係を築いたとは、はっきり言えませんでした。ワークショップが、枠にはまった学校や塾の授業の延長線のような形になってしまい、子供たちの想像力や表現力を刺激するまで至らなかったのでは、というのが反省点でした。

「ワークショップを主催する意味は何なんだろう」と今一度考えました。私自身が枠にはまって、知識一辺倒の英語塾のようになっていたかもしれないと思ったのです。

その反省も踏まえて、もっと参加型のワークショップのコンテンツを考えてみました。それが、3月4日に実施するワークショップです。

 

もし、外国人に英語で話して初めて通じた経験があれば、その時のことを考えてみてください。そのときの喜びは、英語をもっと勉強しようという励みになるだけでなくて、自分に対する自信にもなると思っています。子供たちにそういう経験を持たせてあげたいなというのが、私の思いです。

 

できれば、保護者の方のご意見やご希望も頂きながら、今後、コンテンツをより良いものにしていけたらと思っています。

 

 

3月4日 ワークショップ開催「英語で学ぼうボイストレーニング」

小学生向けの英語で学ぼうワークショップ開催します!

 

今回は、「英語が初めてのお子さん」や「英語を習っているけれどうまく話せない」、また英語に関係なく、「声が小さくて人前でうまく話せない」など、英語の発音や発声が少しでも上手になるためのコツを学びます。

講師は、ドイツの劇団で俳優や子供たちにスピーチやボイストレーニングをしていた、スピーチトレーナーのMs.アネケ・ポガレルさんです。現在、慶応大学大学院でスピーチサイエンスの研究論文を執筆中です。

アネケさんが子供たちを連れて南の島を旅するという設定で、最初から最後まで子供たちと一緒に楽しく声を出したり、声で音を作ったりして、声の出し方や発音の仕方をレッスンします。

「サメが来た!」ときは、声とカラダはどうなる? 「ビーチで寝転がって付いた砂を払って」そのときの音はどういう音?、口の形はどうなっている? 「波の音を聞いてみよう」、波の音はどんな音?etc.

アネケさんが声を出して動きながら子供たちに問いかけていくので、子供たちはアネケさんをまねながら、RやL、FやVの発音のコツを身に付けていきます。

英語が初めてのお子さんも、英語に慣れているお子さんも、全員が参加できる、創作ドラマのようなレッスンです。

レッスンは約1時間半。子供たち全員と接することができるように、人数は12人までとなっています。

開催日:3月4日(日曜日)

開催場所:スクエア荏原

     最寄駅・東急目黒線 武蔵小山駅

時間: 1部 午後1:15~2:45

    2部 午後3:15~4:45

参加費:1,500円

お申込み、お問い合わせは:

フューチャーキッズ イングリッシュ 中沢まで。

future_kids_english@yahoo.co.jp

 

日本人の発声は、お腹から声を出す英語と違って、極端に言えば、口しか使いません。また、左右縦横に口を動かす必要がある英語と違って、日本語はそうした動きを必要としません。欧米人から日本人の声は小さくて聞き取りにくい、また日本人にとっては、欧米人の声は大きすぎるというのも、そうした違いがあるからです。英語がうまくなるには、まずはっきり音を出すことを学ぶ必要があります。

そのためにも、レッスンでは、口をよく動かして、Rの発音の時、またFの発音の時など口の動き方をお伝えできればと考えています。

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第7弾 英語で学ぼうシリーズ「世界が注目する”Origami"折り紙をサイエンスしよう!」

 

英語で学ぼうシリーズも、今回で7回目を迎えました。

毎回、品川区、目黒区、大田区、世田谷区など近隣にお住まいの小1~5年生のお子様が参加して、外国人と英語で触れ合い、楽しい学びの場になっています。

今回のテーマは、折り紙。折り鶴などでなじみ深いものだと思いますが、折り紙を折って遊ぶのではありません。折り紙といっても、折り紙テクノロジーと呼ばれ、宇宙ロケットや医療機器など最先端技術開発に応用されている折り紙サイエンスについて、一緒に学びたいと思います。

折り紙テクノロジーは、”Origami ”と呼ばれ、世界的に注目されている期待の高まる分野になります。

ワークショップでは、Origamiを体験しながら、数や図形のヒミツなど算数に役立つことも学びます。

主な内容は:

  • 折り紙が進化~折り紙ロボットがカラダの中を動く!?
  • 折り紙にある自然の法則、数の法則って?
  • 最強折り紙ヘルメット、重さ5キロになぜ耐えられるの?
  • 折り畳み式・折り紙ハット製作に挑戦!(作品お持ち帰り可)
  • その他、世界屈指とされる明治大学先端数理科学インスティテュートが開発した最強折り紙ヘルメットや3D折り紙ロボット、3Dウサギなど最新技術の紹介。

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講師は、日本屈指の折り紙工学の研究所である、明治大学先端数理科学インスティテュートから中国人女性研究員の楊陽さんをお招きします。

 

研究所が開発した3D折り紙ロボットや巨大巻貝、3Dウサギなど、実物の展示や映像のデモンストレーションも行う予定です。

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一枚の紙に広がる無限の可能性に、お子さんの好奇心が芽生えるかもしれません。

折り紙から算数、サイエンスへ好奇心を広げる絶好の機会です! 

お子様方のご参加をお待ちしています。

英語による説明は、前半一部と後半にあります。

英語でのあいさつ、自己紹介、そして、よく使う便利な表現は、毎回教えますので、英語がよくわからなくても、楽しく参加できます! 

英語を習っていないリピーターのお子様が、英語で自己紹介したり、質問に答えたりして、人前で物を言う発言力と英語力を身につけていっていますよ。 

 

*学年と性別が一緒のお子様同士チームになるよう、配慮していますので、お一人の参加でもご心配いりません。

*3年生以下のお子様は、保護者の方の送迎のみお願いしております。

 

開催日:10月22日(日)

1部:午後1時15分~2時35分(予定)

2部:午後3時10分~4時30分(予定)

場所:荏原スクエア(最寄り駅 東急目黒線武蔵小山

参加費:2,000円

主催者は、小学5年生の息子を持つ母です。プロフィールをご覧いただけると幸いです。

お問い合わせ・お申し込みは:フューチャーキッズ イングリッシュ 中沢まで。

future_kids_english@yahoo.co.jp  

活動内容はhttp://futurekids-english.hatenablog.com/archive

公文の算数で英語を学ぶ?

ボストン近郊に暮らす、私の米国人の姪の家に、Kumon(公文)の算数問題集が置いてあった。姪や彼女の母が言うには、「Kumon(公文)は、人気あるよ」というのだ。

書店に行ってみると、Kumonコーナーが設けられ、そこには、ずらりとKumonの問題集が色々と書棚に並んでいる。Kumon Math WorkbooksシリーズのWord Problmes(算数の文章題)の中身を見てみると、子供の英語の勉強に使えると思ったので、何冊か購入してみた。

算数の計算問題をやらせたいと思っていたので、英語を学びながら、算数の計算も勉強もできる、まさに一石二鳥の学習法。

Grade 1(小学1年生)からGrade 6(6年生)までのシリーズで、Addition足し算、Subtraction引き算など、テーマ別になっている。英語入門のお子さんであれば、Grade1がピッタリかも(ただし、計算中心なので、あまり英文はありません)。

ある程度英語の文章が読める、あるいは英語のフレーズが理解できるお子さんで、2年、3年生以上の算数能力があれば、Grade3からスタートでもよいかも。フレーズは、よく算数の問題で使う言い回しなので、英語が少し難しくても、ある程度意味を想像しながら、読み解くことができるはず。この勉強法、意外にイケる。オススメします。

 

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うちの息子が4年生の時から、Grade3のWord Problemsを使用している。写真がテキストの中身。

Flower Arrangement for Mother's Day Event 英語で学ぼうフラワーアレンジメント

5月14日朝10時~11時半、午後1時~2時半に開催した、「英語で学ぼう母の日フラワーアレンジメント」。小学生1年~5年生、20人が参加してくれました。

1部10人の小規模クラスなので、まず英語で自己紹介からスタート。講師のサリー先生が、一人一人に英語で自己紹介すると、子供たちが、緊張しながらも英語で自分の名前と簡単なあいさつを言う、事前の練習の通り、うまく言えました。

 

続いて、今日使う道具や言葉を英語で説明です。

日本語でも言う、テープ、スティック、タイ(ネクタイのタイ)、カットは、そのまま英語でも、日本語と同じような意味で使えること、そして、動作を表す動詞として使えることを説明しました。どのように「テープ」という単語をフレーズで使うのか、花とラッピングを片手に取りながら、表現も教えて、皆で一緒に言う練習もしました。

英語で説明するので、わからないときは、"Help me." と言うことを決まりにしました。

 

事前の英語レッスンの次は、カーネーションやガーベラ、なでしこなどピンク系のお花をアレンジメントします。サリー先生が手取り足取り教えてくれた通り、子供たちは自由に花を活けます。”Help me!"と手を挙げて子供が言うと、サリー先生がその子にアドバイス。途中、英語で”Which color do you like?”と先生が質問すると、一人が”Pink."と言ったり、”I like purple."と答えたりして、英会話レッスンを交えながらのアレンジメント教室になりました。

 

使う花は同じでも、子供たちが作るアレンジメントは一つ一つ違って、子供たちの個性が光る作品になりました。

ママたちへのメッセージは、英語で書いて作りました。そして、プレゼントを渡すときのフレーズも練習しました。” Thank you, Mom.  I love you." ”This is a gift for you.  I hope you like it." みんなうまくママに言えたかな?

 

 

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イベントを始めたわけ

自分の息子が通う区立小学校の学校公開日(授業参観のようなもの)で英語の授業を見たときに感じたことが、子供たち向けの英語のイベントを主催するきっかけでした。

 

英語指導員ALTの先生が小1の子供たちに英語で教える、なんて素晴らしいプログラムなのと思っていました。が、学校公開で授業を見学すると、先生が話す言葉は、”Good Job!” ”Good!" ”OK"だけ。あとは、全部身振り手振りのジェスチャーで、英語の授業を乗り切っていたのです。これには、はっきり言って衝撃でした。

1年目、2年目、3年目になっても、授業は何の変化もなく、どのネイティブの先生も、相変わらずジェスチャー中心の授業。さすがの子供たちも、小1の頃はみんなまじめに一生懸命やっていたけれど、小3にもなると、「つまんない!」の声がちらほら聞こえてきたりして、子供たちも、赤ちゃん扱いされて面白くないと思っているのでは、と正直思いました。(あくまでも個人的な感想です)

子供たちはもう赤ちゃんじゃない。お母さんが赤ちゃんに話しかけるとき、赤ちゃんが何もわからなくても、優しく言葉がけしますよね。ジェスチャーや無言で接しませんよね。小学生の子供たちも同じ。普通に英語で問いかけして、話しかけることが、子供たちの耳のトレーニングになるのに。何のための英語の授業なの、と疑問といら立ちがふつふつと湧き上がってきて、もう、これは自分で何かするしかない、と思ったのです。

自分の子供にも英語など教えたいと思っていたのに、中々忙しくて時間を作ってあげられなかったから、英語のイベントを主催すれば、時間を無理にでも作るはず。そして、自分の子供だけでなく、周りの子たちにも、色々な国の人たちと接する機会を通じて、生きた英語を教えることができれば、最高と思ったのです。

実際、イベントを6回手探りで主催していく中、子供たちの変化に、手ごたえも感じています。

英会話も習っていないお子さん方が、外国人と握手して自己紹介できたり、外国人に質問されて英語で答えたり、1度、2度試すうちに、どんどん吸収していく様子に、今さながら、子供の学習能力や適応能力の高さに気づかされています。すごいですよ、外国人と話すのを恥ずかしがっていた子供たちが、トライして、一言でも二言でも英語が話せるようになっていく姿を見ると、子供は可能性がいっぱいあるのだな、とイベントのたびに感じています。そんな様子を見ることができて、また、少しでも子供たちの成長に携わることができて、大きな喜びと幸せを感じています。

英語が必要なの?って疑問に思っていても、将来何が起きるかわかりません。英語を知ってることで、子供たちの人生の選択肢が広がるとよいなと思っています。それが願いです。

 

英語は、強弱のリズムを付けて話そう

英語がうまくなりたければ、とにかく音の強弱を意識してリズムよく話すことをおすすめします。日本語は、単調で平板なリズムとテンポで発音するので、日本人にとって、イントネーションやリズムを意識して音の強弱を付けることは、意外に難しいことだと思います。

日本語の単調なイントネーションとリズムで英語を発音してしまうと、どうなるか? よく言う、ネイティブに通じない日本語英語になってしまう確率100%でしょうか。

ピアノなど楽器を習う際、リズムやテンポを取って、楽曲の練習をするかと思います。運動でも同じだと思います。例えば、サッカーのヘディングやドリブルの上達のために、体の中に一定のリズムを作ることが大切になるかと思います。同じように、英語も、リズムやテンポを取って文章を読む練習をすると、この音の強弱のリズムがカラダの中に染み込んで、自然な英語が身に付いていくのにつながります。

英語のリズムやテンポ、強弱の練習に教材としてよく使われるのが、マザーグーズの唄です。日本でいう童謡のようなものなので、英語圏では、幼児の時、マザーグーズの唄を聞くか、絵本で読んでもらうかして、あの独特の韻を踏んだ唄を口ずんで言葉を学んでいきます。たとえば、有名な唄では、London Bridge Falling Downとか、メリーさんの羊とか、ご存知の方も多いかと思います。

お子さんがまだ小さければ、マザーグーズはおすすめです。私自身も、息子に、マザーグーズの読み聞かせをしていました。もちろん、小学生、中学生にもおすすめします。私が中学生の頃、英語の発音・スピーキング練習に、マザーグースを何度も”音読させられた”記憶があります。

 

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この本を息子に読み聞かせしていました。